私自身の体験も踏まえて説明していくよ。
HSPとは非常に繊細な人
HSP(Highly Sensitive Person)とは『非常に感受性が強く敏感な気質もった人』という意味で、エレイン・N・アーロン博士が25年の歳月をかけて行き着き、概念化したものです。
HSPの根底には『深く処理する』『過剰に刺激を受けやすい』『全体的に感情の反応が強く、特に共感力が高い』『些細な刺激を察知する』の4つの性質が必ずあり、5人に1人という生まれ持った少数派の気質です。また、その少数派の中でも程度の差があると説明されています。
HSPは純粋で感度が高く直感に優れていますが、自分を守る境界線が弱いので、周りの負のエネルギーに狙われたり、エネルギーを吸い取られてしまう傾向があり、その結果非常に疲れやすく、また生きづらく感じてしまうのです。
HSPはコロナ禍に向いている?
私個人の場合ではありますが、五感が敏感なことで察しが良い分、勉学や仕事等の理解が早いというのをメリットとするならば、人や環境の負のエネルギーを受けやすく、疲弊してしまうというのがデメリットだと感じています。
会社員時代はあまりの疲弊により、週末は廃人と化すため、飲みや食事に誘われたとしても行くことは困難でした。また大人数の場を嫌い、一人を好みます。
近年は新型コロナウィルスの感染対策により人との関わりが薄れ、距離もできました。それを苦痛に思う方もいらっしゃるかと思いますが、私にとってはこのように距離を保てることが好都合だと感じています。
HSPはコロナ禍に向いているのかもしれないね。
辛かった幼少期
私が最も辛かったのは、家族に自分のことを理解してもらえなかったことです。
幼少期からあらゆる矛盾に気付いていました。しかし、それを伝えても理解されるどころか流されてしまうことが多々ありました。
「あなたがわからない。」と言われたこともあります。
しかし私としては、なぜわからないのかがわからないのです。
家族に一人も自分の味方がおらず、苦しい日々を送っていました。結果的に私から離れ、現在も疎遠になっている状態です。
自分を大切にすることが最優先
たとえ苦手な人がいたとしても、上手く付き合っていかなければという考えを持つ人も多いでしょう。私自身もそうでした。
しかし自身がHSPということを受け止め、自分の心身の健康のために苦手な人と距離を置くこと、人と意見が合わない時に「自分はHSPだから。」と気質のせいにしてしまうことで、フッと心が軽くなりました。
私を救ってくれた1冊の本
私が救われた本です。
決して無理をする必要はなく、自分の心身を守るために、自分に合った環境に身を置けば良いということを導いてくれた本でした。
幼少期から現在に至るまでの自分を振り返り、素直にストンと腑に落ちました。
私自身がHSPだと公表することで、同じような気質の方々と共感し合えたら嬉しいという思いからこちらのブログを立ち上げました。
敏感すぎて生きづらいと感じている方がおりましたら、是非読んでみてください。
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